concept of くまがい産婦人科HP

産む喜び
育てる楽しさ
ママと赤ちゃんをみまもる
くまがい産婦人科

当院の説明ページです。


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当院を初めてご利用頂く皆様へ   私たちの支援する活動

当医院から皆様へ

丁寧な毎日

20120820-380.jpgわたしたちはこうしてお産をみつめています。



 妊娠中はいつもお腹の赤ちゃんに思いを馳せましょう。
 健康の源である食事、心身ともに健全な状態で分娩に臨み、自分らしいお産ができるように一日一日を丁寧に過ごしましょう。

20120731-118.jpg熊谷淳二院長は以下のように皆さんに言葉をかけます。
 「おなかの中に赤ちゃんが宿った時から、お母さんはいつもおなかの赤ちゃんに思いを馳せることが大切です。
 妊娠期間中、いつもどうすることが赤ちゃんにとって良いことかを 考えてください。
 そうすることにより、おなかの赤ちゃんがいとおしく思えてきます。すなわち“母性”が培われてきます。妊娠期間中に この“母性本能”にスイッチが入ることが大変重要なことだと思います。
 お産は赤ちゃんとお母さんの共同作業です。お母さんが自分で産むという意識を強く持ちましょう。」

ソフロロジー分娩について

自然分娩ってそんなに難しいものですか?

20120828-11.jpgわたしたちは、自然分娩で赤ちゃんを迎えます。



 「陣痛」は赤ちゃんが産まれるために必要な大切なエネルギーです。「陣痛」に対するイメージを肯定的に受け入れるよう、充分イメージトレーニングをしておく方法が「ソフロロジー分娩」です。

 当院では、妊娠期間中に充分な分娩への準備(イメージトレーニングを含む)をしていただくために、母親学級(くまちゃん学級)を開催しています。また、個別面談や、スタッフとのフリートーキングをお産前に充分にして、お産に対する不安や心配を消していただけるよう努めています。

 妊婦さんがお産に集中し、不安のない状態で今までの取り組みを充分発揮できるように、完全に助産婦が付き添うようにしています。そして、無事最後までお産を乗り切る舵とり役をさせて頂きます。

 薬や人工的な手法は沢山ありますが、なるべく使わないお産は産後の育児に大きく影響します。母子共に満足ゆくお産を迎えられるように、分娩時の様々なリラックス方法を用意しています。是非見学の際にはご質問頂き、お尋ね頂ければと思います。

母乳育児

楽しい母乳育児を。

20120731-155.jpg当院は1998年日本で13番目にBFHに認定されています。わたしたちは、母乳育児のエキスパートです。
母乳育児継続のための手段を提供し続けます。



WHOとユニセフ。世界が認める母乳

 1989年、WHO(世界保健機構)とユニセフ(国連児童基金)による共同声明『母乳を成功 させるための10カ条』 が発表されました。これは母乳育児を世界各国に徹底させようとする努力と試みです。
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「母乳育児」ってどうしてよいか知っていますか?

20120731-224.jpg1.分娩直後のスキンシップ
 くまがいでは、赤ちゃんのほしい時にほしいだけ母乳を与えることができるように支援いたします。
 母子同室で、頻回授乳は何よりも親子の絆を深め、信頼関係を築けることでしょう。そして、生後すぐに行われるスキンシップとこの当たり前の生活が退院しても続くことが殆どです。最初の行動が親子関係の育成を整えてくれるのです。

20120731-75.jpg2.免疫力アップ
 初乳は普通の母乳と比べて蛋白質が多く、脂肪と糖が少なくなっています。
 さらに、医学的にはgAという免疫グロブリンが非常に多く含まれ赤ちゃんの免疫力を高めています。
そして、母乳には“よい菌”ビフィズスファクターという成分が含まれ、この“よい菌”をふやし働かせることによって、赤ちゃんを細菌から守ります。

20120816-106.jpg3.一番簡単で安全な赤ちゃんへの授乳方法
 哺乳瓶を使った授乳には、人工的な消毒薬から温度調整などなど手順的にも経済的にも様々な作業が必要になってきます。その間泣き叫ぶ赤ちゃんを待たせ、育児に奮闘する事になります。
 母乳は温度調整や無理な消毒も必要ありません。赤ちゃんを守り育てたい、という母乳を出す母親の気持ちで充分なのです。

20120820-200.jpg4.かしこい赤ちゃんを育てる母乳
 母乳は脳を発育させます。
 人間の母乳の成分は、他の動物に比べて蛋白質が少なく糖質が多くなっています。他の動物のように運動能力を発育させるよりも、脳の発育を促します。また、授乳行動により顎の発育もよくなります。顎の発達によって脳の筋肉も鍛えられ、赤ちゃんは「考えて」授乳するようになります。

20120816-190.jpg5.産後の母体を整える
 赤ちゃんが乳首を吸うと、オキシトシンというホルモンの分泌が促されます。このホルモンは母乳の出を良くする働きとともに、子宮の収縮を促進します。その結果産後の出血を少なくしています。
 また、母乳育児中は、排卵が抑えられるため妊娠しにくくなっています。
 さらに妊娠中の体重増加は、蓄積した栄養分が母乳として消費されるために解消します。つまり、母乳を与えることで、ダイエットにもつながります。


 わたしたちの願いは、なるべく長期の授乳です。赤ちゃんからお乳を離れていく時、すなわち“卒乳”はその後の長い育児での宝物になることでしょう。この時構築された母乳を介しての「親子の絆」は、その後の親子関係をすばらしいものにしてくれると信じてます。

 以上のほかにも、まだまだ母乳のすばらしい点はたくさんあります。どうか皆様、母乳育児を通して親子関係を深め、赤ちゃんの成長を楽しみましょう。

 「分娩」が自然に行われることは、「母乳育児」成功の鍵です。わたしたちは、お産と母乳育児をトータルに考えて、スムーズで楽しい母乳育児をすすめています。
 産後の母乳育児の関する様々なケースにも対応できるように、スタッフが一丸となって皆様をサポートしてゆきます。

分娩直後よりの母児皮膚接触

いわゆる「カンガルーケア」

sasaki18.jpg「カンガルーケア」を行う上での安全面への配慮。




 くまがいの「カンガルーケア」は産後のセレモニーではありません。母乳育児に繋がる医学的にも重要な行為と考え、分娩直後よりの母児皮膚接触を行っています。

カンガルーケアとは・・・
分娩直後よりすぐに親子の触れあいを開始します。生まれたばかりの赤ちゃんを、お母さんの素肌の胸の上に乗せ、肌と肌とのスキンシップを行います。これを"カンガルーケア"と呼んでいます。
 "カンガルーケア"は低体重出生児などの赤ちゃんに対して、NICUで行われていたのを分娩直後の赤ちゃんにも応用されるようになりました。

20120731-139.jpg熊谷淳二院長は以下のように考えています。
 「分娩直後、赤ちゃんは覚醒期で非常に鋭敏な時期です。お母さんも"母性ホルモン"といわれる"催乳ホルモン・プロラクチン"の分泌量が増加しています。
 つまり、母子の絆を深める絶好の時間です。分娩直後から母子が離れることなく、スキンシップによる親子の触れあいを持つことで、生まれたばかりの不安で一杯の赤ちゃんは安心感にあふれ、穏やかな表情を見せます。お母さんは赤ちゃんとの触れあいにより、沸々と"母性"が湧き上がってきます。まずカンガルーケアにより充分触れ合い、すぐに直接母乳を開始します。そのまま母子分離されることなく「母子同室」による母乳育児が始まります。
 当院では助産師がずっと付き添い、安全にスキンシップができるように、配慮しています。」

効果として
○保温効果が高い
 肌と肌を接することで保育器以上の保温効果があるといわれています(短時間ではあまり効果がありません)。
○呼吸障害が少ない
 お母さんの呼吸に刺激されて児の呼吸が促進され、無呼吸になりにくい。
○授乳のメリット
 産まれたばかりの赤ちゃんは本能でお母さんの乳首を探しお乳を飲もうとします。胸の上に抱いていることで容易に直接授乳できます。
○感染予防になる
 お母さんの健康な表在菌を直接もらうことで、他の細菌からの感染を予防します。
○母子の触れあい
 一番大きな効果は、お母さんと赤ちゃんの触れあいです。産まれたばかりの赤ちゃんは不安で一杯です。お母さんに抱きしめられ安心し、うっとりとした表情をします。お母さんも産まれたばかりの我が子を抱き、愛着、すなわち「母性」が育まれます。親子の本当に幸せな時間を楽しめます。

新生児検診

小児科医による週2回の検診。

20120731くまがい-106.jpg産婦人科からの観点からではない赤ちゃんへの配慮。


くまがいは、産まれてすぐの赤ちゃんを産婦人科からの観点からだけではなく、専門の小児科医の先生に診てもらっています。
 担当は、同じ地域で地元医療に携わる「大在こどもクリニック」の澤口院長先生です。体重変化や赤ちゃんの異常など、いち早く察知できるように、しっかりと診てもらっています。
 くまがいは、独自だけで判断した「母乳だけで大丈夫」という危険な診断を行うことはありません。赤ちゃんの健康状態は週2回のしっかりした外部の目で観てもらい、お母さんの安心を手に入れています。

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赤ちゃんがずらりを並んで、産まれて初めての他の赤ちゃんとご挨拶。
誰か泣き始めると、みんな泣きます。一人寝始めると、みんな寝ます。
赤ちゃんは、きちんと空気を読めるんですよ。

食生活について

身体は食事で出来ています。

bind_free121.jpg妊婦生活は普通がいちばん。

 お母さん自身が健康な体で生活していなければならないことは言うまでもありませんね。
 健康な体は正しい食生活によって支えられます。妊婦だからといって特別なことをする必要はありませんが、誤った認識をもって生活を続けると、さぁ産む時に大変!
 以下のことに注意をし、積極的に体を動かしながら、お母さん自身が太らずに丈夫なお子さんを産むことができるよう頑張ってゆきましょう。

「赤ちゃんの分まで2人分」も食べないで!

主食・副食の発想を大切にし、穀類を充分に摂りましょう。

旬のものを食べるように心がけ、野菜や海藻等ビタミンやミネラルの多いものをたっぷり摂りましょう。

果物の食べすぎは要注意ですよ!減らしましょう。

体を冷やしてしまう食べものはできるだけ摂らないようにし、体を温めてくれる食べものを沢山摂りましょう(根菜類の野菜を沢山摂ることをおすすめします)。

着色料や保存料等添加物が沢山使用されているようなものはできるだけ避けましょう。

油をなるべく使わず薄味の和食の献立を心がけましょう。

よくかんで食べるように心がけ腹8分目を守りましょう!

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次は産後の食事についてです。
 授乳中の食生活について
 赤ちゃんはとても味覚が鋭く、赤ちゃんの好む母乳、好まない母乳があります。お母さんの食事の内容により赤ちゃんのお乳の飲み方に差がでたり、皮膚に湿疹が出たりすることなどがありますので注意が必要です。

飲みたがらない母乳になりやすい食事
 脂っこいこってりとした味のもの、特に揚げ物や焼肉などを大量に食べた時や、冷たい物、特にジュースやアイスクリームなどをたくさん摂った時などです。いずれも少量であればあまり問題になることもないのですが、大量に食べてしまうと赤ちゃんはとても嫌がります。
 カロリーはなくてもウーロン茶や麦茶なども大量摂取は母乳の分泌に影響を与えることがありますので注意が必要です。
 甘いお菓子や乳製品、果物も少量なら問題ありませんが、たくさん摂取すると赤ちゃんが飲むのを嫌がることがあります。

 要するに、何事もほどほどに食べることが肝要だと思います。母乳育児をしているお母さん方の話を聞くと、緑黄色野菜や根菜類、海藻などを多く取り入れた日本の伝統的な和食の時に赤ちゃんは母乳をよく飲んでくれるようです。食事の量も、授乳だからといって増やす必要はありません。ファーストフードやインスタント食品よりは、自然の食材をたくさん取り入れたお母さんの手作りの暖かさの伝わる食事が理想ではないでしょうか。

 妊娠、出産で食事内容を見直すことは、赤ちゃんがくれた「プレゼント」です。家族みんなが健康で過ごしてもらいたいと、赤ちゃんは願っていますよ。

ちょっと評判「くまがい亭」の入院食

楽しみは、「おかゆ」。

20120820-132.jpg入院しないと食べられない「くまがい」食。

 実は、わたしたちの隠れた自慢のくまがいの「入院食」。入院された皆様から、意外な程絶大な支持を頂いています。謎の多い「くまがいスタッフ」のわたしたちも「くまがい亭」として食しています。

 知られていないのが、付き添いの方にも追加で注文ができること(但し 事前予約を必ずして下さい)。
 よく聞くお話で、何故かなりたてパパさんが、食事の時間を狙って面会。なりたてママの「くまがい食」を密かな楽しみに、少し味見をしては「おいしい」を連発すると言うのです。
 実はそんなパパさんと楽しく食事ができるのです。ランチ感覚で二人で赤ちゃんを眺めながら、ほっとしたひと時を過ごしてみられては如何でしょうか?

 しかし、「くまがいの味」は産後の身体には特別です。特に産後はママも赤ちゃんも味覚に敏感な時期です。身体が欲している食事が提供されることに、驚きと感動を覚えることでしょう。
 産後直後は特製の「おかゆ」が出てきます。「え?おかゆぅ???」と不満を持たれることなかれ。近頃注目の『昭和』時代には、初めて産後に食べる食事は「おかゆ」だったのですよ。
 身体にしみるほっこりとあったかでシンプルな「おかゆ」。さて、そのお味と感動は?元気な赤ちゃんを迎えたら、味わってくださいね。

LinkIconちょっとだけ紹介「くまがい亭」の入院食

「お母さんと赤ちゃんの為の産褥入院」

私たちの活力

STAFF

STAFF

20120731staff.jpgわたしたちが全力でサポートします。

院長・新生児診察・スタッフリーダー

  • 医療およびくまがい産婦人科全体の調整を行っています。 新生児診察は、大在こどもクリニックにお願いしています。

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看護部門

  • 助産師を含む看護師です。お産時の介助、母親学級の指導、おっぱいマッサージなどを担当します。夜間の窓口は看護部門スタッフが承ります。

s12.jpg師長の和田です。何でもお気軽にご相談ください。

受付

  • 診察時の最初の窓口になります。電話や主なご質問はこちらで承ります。

看護助手

  • 主に入院時の身の回りのお世話をさせて頂きます。入院時のシャンプーや2階の喫茶室、おやつ、洗濯など気持ちのよい入院生活を送って頂けるよう努力しています。

厨房

  • 食事をご用意しております。入院時には直接お部屋にお食事をお届けしています。

ハウスキーパー

  • 館内のお掃除を担当しています。皆様とは入院時の各お部屋で清掃時にお目にかかります。

学級スタッフ

  • 母親学級、その他託児の必要な講座のヘルプを行います。お茶の用意や講座の受付など、主にくまちゃんホールでお会いすることになります。